【入院2日目】胆嚢摘出手術の日① 執刀医登場。
2021年2月26日。
前日は21時消灯だったけど、いつも深夜まで起きているので
そんなにすぐに寝られるはずもなく、
うとうと寝たり起きたりの繰り返し。
部屋にトイレがついていると言っても、
他の3人を起こしてはいけないと思ってしまい、
結局廊下のトイレに行ったり。
そんなこんなで朝が来て、6時に検温。
周りの患者さんは朝食が配られているが、
もちろん私は食べられない。
そういえば、手術の開始時間は何時なのか、まだ聞いていない。
母にも連絡しないといけないが、「昼かな」としか
言われていなかった。
看護師から急に「お腹のレントゲン撮ってきて」と言われた。
そして、運良く個室が空いたようで、レントゲンを
撮っている間に荷物を移動しておいてくれるとのこと。
レントゲンは、腸に何も残っていないか確認するためで、
残っている場合は浣腸しなきゃいけない、ということらしい。
・・・ていうか、昨晩の薬がまだ効いていなくて、出ていない。
浣腸はいやだ・・・。
と思って病棟内をウロウロし、歩いていたら適度な運動になったのか、
無事にお通じ完了。
レントゲンも撮って、個室にもなったし、これで一安心。
しかも個室がナースステーションの目の前で、
何かと安心!と思ったけど常に誰かがドタバタしていて
電話も鳴りっぱなしだし、落ち着かない。
誰か来たら手術の時間を聞いてみよう、と思っていたら、
これまでとは違う、別の若い医師が入ってきた。
「今日、頑張ろうね。僕が担当しますので」と挨拶される。
名札に後期研修医と書いてあったので、
30歳前後くらいだろうか。
「お通じ出た?」と突然聞かれてびっくり。
「さっき、レントゲン撮る前に出ました」と言ったら、
「ちょっとお腹触らせて」と言われ、トントン、と軽く触られる。
ツンツン、と押される。
「これね、もう1回出るはず。ちょっと、残っていると思う」
「あとね、左の脇腹中心に、無理しない程度に揉んでみるといいよ」
とか、色々教えてくれる。
少し触ったくらいで分かるものなのかな。
「ここ、前に手術したときの?」と、傷口も触っていく。
手術の開始時間を尋ねると「たぶん、13時。」と
言われたので急いで母に連絡した。
その後、歯磨きしたり顔を洗ったりしているとさっき
言われた通りもう一回お通じが・・・。
若いのにすごいな、あの医師。
そんなに詳しいなら、安心。
その後、部屋で横になりながら待っていると、
なんと私の部屋の前のナースステーションでオペの
打ち合わせが始まった。
名前も内容も丸聞こえ。
え!私のオペの話か!!怖い・・・
誰が話しているのか分からないけど、さっき「担当します」と
言いにきた医師に向かってアドバイスをしている。
「ここを、こう入れて、こういう角度にしないと、
この前みたいになるから」「はい」みたいな話をしている。
あの、すみません、「この前みたいに」ってどういうことですか?
失敗したのかな。
ただでさえ緊張しているのに、これは精神的によくない。
言いに行こうかな、と思っているところへ母が到着。
貴重品を預ける。
そろそろ、昨日採血してくれた研修医くんが迎えに来るかな。